タラちゃんの声優で有名な貴家堂子(さすが たかこ)さんの訃報が流れました。
年齢が87歳だったとはいえ、とても悲しく残念なニュースです。
貴家堂子さんはサザエさん開始当初である1969年からタラちゃんを担当されていました。
今回は『【タラちゃん声優】貴家堂子のwiki経歴!サザエさん開始当初から担当!』ということで徹底的にまとめましたので最後までご覧ください。
目次
【タラちゃん声優】貴家堂子のwiki経歴!サザエさん開始当初から担当!
タラちゃん声優・貴家堂子さん死去 享年87
— ORICON NEWS(オリコンニュース) (@oricon) February 10, 2023
貴家堂子(さすが たかこ)さんが2月5日に亡くなった。1969年の『サザエさん』放送開始からフグ田タラオ役を演じた。フジテレビによると後任は検討中とのこと。
▼共演声優たちの追悼コメントhttps://t.co/NNK9EqwKxK#貴家堂子 #貴家さん #タラちゃん pic.twitter.com/CfczyOSryj
フジテレビは10日、アニメ「サザエさん」でフグ田タラオ役を演じた声優の貴家堂子さんが死去したことを発表した。87歳だった。
所属事務所によると2月5日に亡くなり、通夜、葬儀は近親者にて執り行ったという。
貴家さんは1969年の『サザエさん』放送開始から、タラちゃんを演じ続けた。後任は現在検討中としている。
所属事務所によると、「通夜葬儀に関しましては遺族の意向により、近親者のみにて相済ませました。
ここに生前のご厚誼に深謝するとともに、謹んでご通知申し上げます。
尚、お別れ会につきましては、執り行う予定はございません。
親族への取材、弔問はご遠慮いただきますよう重ねてお願い申し上げます」としている。
引用元:Yahoo!ニュースより
サザエさんの声優陣からもコメントが寄せられており、貴家堂子さんの素晴らしい人間性も感じられます。
サザエさんスタッフ一同のコメントは以下になります。
「放送開始から53年もの間、貴家さんが演じ続けてこられたタラちゃんは、いつでも3歳の子供が初めての世界に触れた時のような新鮮な喜びに溢れていて、タラちゃんの目線で見るサザエさん一家には、いつも優しくみんなが見守ってくれている安心感がありました。タラちゃんと一緒に笑ったり泣いたりしながら大人になっていく私たちのとなりで、次の世代の子供たちとずっと“はじめの一歩”を歩み続けてくださった貴家さん。貴家さんが見せてくれたタラちゃんの目線を私たちが大事に受け継いで、これからも大切に描き続けていきたいと思います。長い間、本当にありがとうございました」
引用元:Yahoo!ニュースより
そんな貴家堂子さんの経歴をwiki風にまとめましたのでご覧ください。
【タラちゃん声優】貴家堂子のwiki風経歴まとめ!

- 名前:貴家 堂子(さすが たかこ)
- 本名:堀内 堂子(ほりうち たかこ)
- 出身:東京都
- 生年月日:1936年2月4日
- 没年月日:2023年2月5日(87歳没)
- 職業:声優
- 事務所:東京俳優生活協同組合
- 身長:153 cm
- 体重:42 kg
- 好きな色:ピンク(ラッキーカラー)
- 活動期間:1963年 – 2023年
- 主な声の出演作品:『リボンの騎士』(チンク役)、『あらいぐまラスカル』(マーサ役)、『おそ松くん』(ハタ坊役)、『元祖天才バカボン』(ハジメ役)、『ハクション大魔王』(アクビ役)等
引用元:Wikipediaより
【貴家堂子のwiki経歴①】実家は病院経営の家庭で育つ

1936年2月4日、東京府(現・東京都北区)で生まれた貴家 堂子さん。
実家は貴家病院という病院を経営していました。
そんな貴家 堂子さんの幼少期はお兄さんがシェパードを飼っていたことから大の犬好きだったとのことです。
【貴家堂子のwiki経歴②】高校卒業後にTBS放送劇団の第6期生として入団

声優を始められる前は劇団に所属していて、高校卒業後、花嫁修業が嫌だったこともあり、友人の誘いでTBS放送劇団のオーディションを受けたところ見事合格。
そうして1944年、TBS放送劇団の第6期生として入団されます。
しかし、最初のうちはご両親の反対を受け、「結婚するまで」と考えたこともあったそうですが、デビューからレギュラー出演作が一度も途絶えなかったこともありそのまま声優の道を進んだといいます。
当時を振り返って貴家さんは「流れに乗っちゃった」と話されていたとのことです。
【貴家堂子のwiki経歴③】声に悩むも『サザエさん』タラちゃん役を放送開始から代わることなく担当

貴家さんは自身の声を「変な声」「聞くのが苦手」と語ったこともあり、その声質から「大人の役ができない」と悩んだこともあったといいます。
とはいえ、その声を活かしてか、『サザエさん』ではフグ田タラオ役で放送開始の1969年以来、代わることなくタラちゃんの声を担当されていました。
【貴家堂子のwiki経歴④】サザエさん役:加藤みどりと50年以上の関係

これは、サザエさん役の加藤みどりさんとともに出演し続けていることでも有名です。
そんな加藤みどりさんは貴家 堂子さんの訃報に関して以下の様なコメントもされています。
「『サザエさん』の初回放送から50年以上、ずっと一緒に家族として歩んできた貴家ちゃん。“貴家ちゃんがいるうちは私も頑張らなきゃ”と思っていたので貴家ちゃんがいなくなって本当に寂しく、悲しい気持ちです。心よりご冥福をお祈りいたします」
引用元:Yahoo!ニュースより
お二人がお互いに歩んだ50年以上は何にも変えがたい財産と感じられるコメントです。
【貴家堂子のwiki経歴⑤】「タラちゃんの声をやってほしい」も一貫して断っていた

さらに、声に関して貴家さんの一つエピソードがあります。
貴家さんがバラエティー番組に出演された際「タラちゃんの声をやってほしい」と言われたようですが「人前では上手くできない」「『やって』とか言われてできるものではない」と一貫して断っていたと言います。
自身の声と声優という仕事にプライドを持たれていた素晴らしいエピソードですね。
【貴家堂子のwiki経歴⑥】実戦経験を積み声優としてスキルアップ

声優としてのスキルアップのキッカケは、デビュー後にレギュラー出演したラジオドラマ『ウッカリ夫人とチャッカリ夫人』や『わんぱくデニス』でした。
この時の吹き替えなどでディレクターや共演者に指導を受けられたそうです。
そんな実戦経験を積む形で学んだ部分が大きいということも、貴家さんの”素敵な生きた声優”の秘密と言えそうですね。
サザエさん以外にも、「リボンの騎士」(1967年 – 1968年チンク役)、「ハクション大魔王」(1969年 – 1970年アクビ役)、「天才バカボン」(1971年 – 1972年ハジメちゃん役)など誰もが知る有名作品に多く出演されました。
【貴家堂子のwiki経歴⑦】声優としてギネス世界記録に認定!

さらに、2011年の東京アニメアワードでは、功労賞を受賞。
そして2019年には「最も長くテレビアニメシリーズにおいて同じ役を演じ続ける声優」としてサザエさん役の加藤みどりさんと共にギネス世界記録にも認定されています。
そして2009年の『サザエさん』放送40年記念の際に貴家 堂子さんは以下のように語っています。
「こんなに長くやるって思いませんでしたもん。1年って約束でしたよ、初め。チビちゃん(の声)をやるのは。イクラちゃん(の声優・桂玲子)に『私だってやってるんだから(降板は)ダメよタラちゃん』っておだてられて、その気になって40年」
引用元:Wikipediaより
まさにタラちゃんと共に歩んだ声優生活と言っても過言ではない素敵なコメントですね。
そして、2023年2月10日、フジテレビより2月5日に逝去されたとの訃報が公表されました。
87歳でした。
貴家堂子の主な主演作品

最後に、貴家堂子さんの主な出演作を一部ではありますがまとめました。
■テレビアニメ
- 「サザエさん」(フグ田タラオ役)
- 「天才バカボン」(ハジメちゃん役)
- 「ハクション大魔王」(アクビ役)
- 「リボンの騎士」(チンク役)
- 「ダンガンロンパ」シリーズ(モノミ役)
- 他多数
■吹き替え・アニメ
- 「ウッドペッカー」(チリー・ウィリー役)
- 「スヌーピーとチャーリー」(サリー・ブラウン役)
- 「わんぱくデニス」(デニス・ミッチェル役)
- 他多数
■ラジオドラマ
- 「ウッカリ夫人とチャッカリ夫人」
■CM
- ヤクルト本社「ミルミル」
- 日産自動車「のってカンガルー」キャンペーン
- 湖池屋「すっぱムーチョ」
これ以外にも大変多くの有名作品に素晴らしい声を宿されています。
~まとめ~【タラちゃん声優】貴家堂子のwiki経歴!サザエさん開始当初から担当!

いかがでしたでしょうか?
貴家 堂子さんはタラちゃんの印象が強かったですが、ギネス記録やその他たくさんの出演作など、大変輝かしい経歴の方でした。
貴家 堂子さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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