【訃報】おおたか静流の経歴・活動歴がスゴイ!花・にほんごであそぼ他!

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NHK Eテレの「にほんごであそぼ」出演やカバー曲「花」で有名な歌手おおたか静流さん。

2022年9月5日、がんのため69歳という若さで死去されたと報告がありました。

おおたか静流さんはNHKのEテレで子供たちに人気の『にほんごであそぼ』に出演されて話題になりましたが、他にもたくさんの有名作品や活動をされています。

そこで今回は『おおたか静流の経歴・活動歴がスゴイ!花・にほんごであそぼ他!』ということでご紹介していきます。

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【訃報】おおたか静流の経歴・活動歴まとめ!花・にほんごであそぼ等!

おおたか静流さんの主な活動は歌手ですが、その他にも楽曲提供、作詞、テレビ出演など音楽に関する活動は多岐に及びます。

その中には、ジブリ作品の『千と千尋の神隠し』、本木雅弘さん主演の映画『シコふんじゃった』、アニメ『クレヨンしんちゃん』の主題歌の作詞担当など、有名作品にも多数携わっておられました。

まずは、そんなおおたか静流さんの経歴・プロフィールからご覧ください。

おおたか静流の経歴・プロフィール

名前:おおたか静流

生年月日:1953年4月11日(享年69歳)

出身地:東京都

職業:歌手・ミュージシャン・作詞家

出身大学:武蔵大学人文学部

おおたか静流の音楽との出会いからデビューまで

7歳からクラシックの声楽家に師事され音楽の道に進まれたおおたか静流さん。

武蔵大学人文学部時代には、音楽活動を開始されますが、同時にJazz、民族音楽の洗礼を受け、現在の独自のノンジャンルの音楽性の追求に至ります。

デビューは1989年に作曲家で音楽プロデューサーの加藤みちあきさんとのユニット『dido(ディド)』でデビュー。

ソロ歌手としては1990年に、沖縄県出身の音楽家、喜納昌吉さんの代表的な楽曲『花〜すべての人の心に花を〜』のカバー曲でデビュー。

おおたか静流の受賞歴

受賞歴も華々しく、1991年には『花〜すべての人の心に花を〜』のCM曲での人気がきっかけで『THE BEST VOCALIST AWARD of Commercial Music from THE JAPAN ADVERTISING MUSIC ASSOCIATION』を受賞。

※『花〜すべての人の心に花を〜』を歌うおおたか静流さんはこちら↓

次いで1992年発売のアルバム『RETURN』では、『アドリブ・ベスト・レコード受賞(ニューエイジ・ミュージック/ワールド・ ミュージック部門)』を受賞。

さらに、2002年には『THE WORLD’S BEST RADIO AND TELEVISION ADVERTISING from International Broadcasting Awards in U.S.A.』という海外での受賞歴もあります。

おおたか静流のワークショップ『声のお絵かき教室』主宰

おおたか静流さんは、『ジャンルや国境を越えた音楽活動』として世界のフェスティバル出演なども沢山されてきました。

そんな中、2016年には障がいを持つ子供たちに向けて、ワークショップ『声のお絵かき教室』を主宰されました。

楽譜は使わず、自由の声で表現して、皆で即興演奏をします。子どもから大人まで、国籍を超えて楽しめる「声のバリアフリー」をおおたか静流さんと遊びながら体験しましょう。
前半はワークショップ、後半は発表会を行います。
ハンディがあってもノープログレム!歌の好きな人集まれ!!

引用元:おおたか静流の「声のお絵かき教室」―みんなちがってみんないい!―より

おおたかさんの障がいなんて無関係で楽しめるというように、まさにジャンルを超えた音楽は素晴らしいですね!

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おおたか静流の活動歴まとめ!花・にほんごであそぼ等!

さて、ここからはおおたか静流さんの活動歴をまとめてご紹介します。

とても多いので、ズラッとご紹介しますが、おおたかさんは音楽が本当に好きなんだなと思えるほどの活動の幅が分かります。

おおたか静流の活動歴①歌手(花など)としての活動

【シングル曲一覧】

『花〜すべての人の心に花を〜』AXIACMソング(1990年11月21日発売)
『悲しくてやりきれない』映画『シコふんじゃった。』挿入歌(1992年1月22日発売)
『あなたの時代が来た』 野村證券CMソング(1992年4月22日発売)
『水の恋唄』NHK時代劇『とおりゃんせ〜深川人情澪通り』テーマ曲(1995年11月3日発売)
『夏の空に』 JRA’96「夏競馬」CMソング(1996年7月24日発売)
『ひがらがさ』 NOVA/簡易保険CMソング(1997年5月21日発売)
『夏のページ』映画『ズッコケ3人組』主題歌(1998年6月21日発売)
『The Water of Life』キリンビバレッジ「Supli」CMソング(1999年3月5日発売)
『あいは海』アニメ『天使になるもんっ!』エンディングテーマ(1999年5月21日発売)
『葉広の里/ほたる』(滋賀県山東町イメージソング)

【フェスティバル・コラボとしての活動】

1994年リレハンメル冬季オリンピックのフィナーレで「小諸馬子唄」を歌唱(ノルウェー)
ブルージュ音楽祭(”Le Printemps de Bourges”)(フランス)
Act Against Aids 日本武道館コンサートに参加(東京)
1996年デンマークのパフォーマンスグループ「HOTEL PRO FORMA」および京都のグループ「DUMB TYPE」とのコラボレーション「MONKEY BUSINESS CLASS/SARU HODO NI」に、ヴォイスパフォーマーとして参加。 (スウェーデン・マルモ/デンマーク・コペンハーゲン/フランス・ノルマンディー)
1999年ユーラシア・オデッセイ ’99 – 秋の地球音楽祭(新潟)
2003年歌とパフォーマンスのソロ作品「陰陽/Light & Shadow」を英国エジンバラで初演。(英国)(国際交流基金より助成)
”フトン ロジック” 公演(英国)
2004年カザフスタン・ジャズフェスティバル(カザフスタン)
無形世界遺産のエストニア合唱祭に日本人として初参加。(エストニア)
グラミー賞受賞のエストニアの少女合唱団「ELLERHEIN」(エレルへイン)と共演。アルバムをレコーディング。(エストニア)
2005年愛・地球博(愛知)
アジア・ミュージック・アンド・ソサイアティにてYoshiko Chuma(中馬芳子) 演出「Game/Play」に出演(米国ニューヨーク)
民族音楽フェスティバル(米国)
2006年トロムソのオーロラ・フェスティバル(ノルウェー) (国際交流基金より助成)
京都清水寺「奥の院御本尊御開帳」にて、人形舞のホリヒロシ氏の客演で歌を奉納(京都)
2007年Volda University College「ヒロシマ展」(ノルウェー)
2008年イエローナイフでコンサートを開催。カナダ先住民のミュージシャンと共演(カナダ)
トルコ、イスタンブールにて現地のミュージシャンとレコーディング。 新作アルバム「Serenade」を発表。
「被爆ピアノ(ミサコのピアノ)」コンサートシリーズ「未来への伝言」に出演(東京)
2009年「被爆ピアノ(ミサコのピアノ)」コンサートシリーズ「未来への伝言」に出演(茨城)
2010年「被爆ピアノ(ミサコのピアノ)」コンサートシリーズ「未来への伝言」に出演(秋田)
2012年国際ナスレディン・ホンジャ記念公演(トルコ)
東日本大震災追悼国連公演(ニューヨーク アメリカ)
東日本大震災追悼公演(パレデコングレ フランス)
東ティモール外交関係樹立10周年記念公演
2013年核兵器廃絶国際キャンペーン「市民フォーラム」(ノルウエー)
ピカドン平和コンサート(ノルウエー、広島、京都)
2016年市原湖畔美術館「Light & Shadow」展示(千葉県)
2017年北アルプス国際芸術祭「Light & Shgadow」(長野県)
引用元:おおたか静流公式プロフィールより

歌手としての活動の幅が世界的な事も凄いですが、『被爆ピアノ』『核兵器廃絶国際キャンペーン』『東日本大震災追悼国連公演』など、

おおたかさんの音楽を通じて核廃絶や災害被害などの活動にも尽力されておられたのですね。

ちなみに今年2022年8月にも開催された『被爆ピアノコンサート』には体調不良で欠席を余儀なくされました。

ただ、ここでも平和への願いを込められているおおたかさんの暖かさが伝わります。

おおたか静流の活動歴②作詞家としての活動

おおたか静流さんは作詞家としても有名作品に関わっておられます。

クレヨンしんちゃん – 主題歌『僕は永遠のお子様』
米良美一「ウキウキパラダイス」 – アニメ『アニメ週刊DX!みいファぷー』オープニングテーマ

引用元:Wikipediaより

クレヨンしんちゃんや、もののけ姫主題歌で有名な声楽家:米良美一さんにも作詞として提供されていたのは驚きですね!

おおたか静流の活動歴③テレビ出演(にほんごであそぼ)としての活動

2003年~NHK Eテレ「にほんごであそぼ」にレギュラー参加
2015年~NHK「未解決事件」主題歌
     NHK「アテルイ伝」主題歌
2016年 NHK「日曜美術館」
     NHK「スタジオパークからこんにちは」
2016年~NHK「名曲アルバム」

にほんごであそぼでは、2003年から20年近く子供たちと共に音楽の楽しみを発信され続けていました。

独特な雰囲気の番組のスタイルにおおたかさんはとてもハマっていた印象です☆

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~まとめ~【訃報】おおたか静流の経歴・活動歴まとめ!花・にほんごであそぼ等!

いかがでしたでしょうか?

ここでご紹介できなかった部分もまだまだあるくらいにおおたか静流さんの活動歴は本当に多すぎます!

最後に今年発売されたおおたかさんのアルバムもとても素晴らしいのでご紹介します。

「悲しくてやりきれない」「水の恋唄」「夏をみていた」をはじめとする、劇伴の代表作や過去作品からのセルフカバーなどを収録。

原点から現在まで…
それぞれの時代に生まれた多彩な楽曲が一斉に連なるボーダレスパレード。

引用元:おおたか静流公式サイトより

原点から現在までというように、おおたかさんの集大成とも取れるコメントが添えられています。

このほかにも約30枚近くものアルバムもリリースされています。

69歳という大変お若いお別れになってしまいましたが、今後もおおたか静流さんが残してくれた素晴らしい音楽たちを振り返って聴いていきたいと思います。

ご冥福をお祈りいたします。

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